再就職におすすめ
国家資格「介護福祉士」を取得してキャリアアップ!
「介護福祉士」は、介護が必要な高齢者や障害のある方の日常生活をサポートする専門職。介護系資格のなかで唯一の国家資格で、取得していると社会的信頼度が高く、就職や転職に有利です。また、資格を持っていることで、サービス提供責任者・生活相談員・ヘルパーをとりまとめるチームリーダーなど、仕事の幅を広げることが可能になり、報酬アップも見込めます。介護福祉士を取得してから7~8年の実務を積むと、上位資格の「認定介護福祉士」を受験することが可能になり、さらなるキャリアアップにつながります。
主婦におすすめのポイント
再就職に強い!介護福祉士を取得するメリット

介護福祉士は、厚生労働省が認定する国家資格です。資格取得の学びを通じて、専門的な知識と技術を習得し、介護の現場で起こる様々な要望やトラブルにフレキシブルな対応ができる能力を身につけます。キャリアに応じて管理職としての仕事も任されるようになり、待遇面でも優遇が期待できる資格です。
一方で、介護福祉事業者からすると、介護福祉士が在籍している事業所は介護報酬がアップするという事情があります。そのため、資格取得者を積極的に採用したいという狙いがあるので、介護福祉士の資格を持っていると就職や転職に非常に有利といわれるのです。今後さらに、介護を必要とする高齢者数が増加していくことから、介護福祉士は社会にとって欠かせない存在になることでしょう。将来性の高い資格としても注目されています。
介護福祉士が活躍できるさまざまな職場
介護を必要とする方の家庭環境や家族との関係、心身の状態、経済状況はさまざま。介護者一人ひとりの状況に合わせて支援が行えるように、介護の現場は日々変化をしています。こういった背景のもと、介護福祉士が活躍する環境も多様化し、子育て中といった家庭の事情や目指すキャリアに合わせて働き方を選べるようになりました。
また、介護系の資格は、受験に年齢制限がなく、一度取得すると一生活用できる資格でもあります。自分の都合に合わせたタイミングで受験勉強に取り組めることも、忙しい主婦にとっては大きなメリットです。
<介護系施設の働き方例>
・施設で働く
「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「有料老人ホーム」など、施設に入居している介護者の支援を行います。医療スタッフやケアマネジャーと連携しながら介護を担当し、夜勤や早朝の勤務に対応することを求める施設もあります。体力的に厳しい面はありますが、複数人のケアや重度介護者の支援など、施設でなければ経験できない貴重なキャリアを積めるというメリットも。他にも、認知症ケアを行っているグループホームで働く選択肢もあります。
・訪問介護事業所で働く
訪問介護事業所に所属し、在宅で介護を必要としている方の自宅へ訪問し介護支援を行います。入浴や排せつ、食事といった介護支援だけでなく、家事の援助や悩み相談など、対応する仕事は多岐に渡ります。介護者の自宅を訪問する仕事になるため、介護者やその家族との信頼関係を築くコミュニケーション力や日々の暮らしを支えるアシスト力が求められます。担当する訪問件数やシフトによって働くペースはいろいろなので、働き方を調整しやすい現場ともいえるでしょう。
・デイサービスなど通所サービスで働く
高齢者が定期的に通所するデイサービスセンターなどで、入浴や食事のサポートを行います。送迎の支援や歌や体操など、レクリエーションを通じて行う機能訓練も仕事になってきます。
ステップアップを目指せる資格としても実用的
介護系の資格でステップアップを目指すのであれば、「介護職員初任者研修介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級相当)」、「実務者研修(介護職員基礎研修・ホームヘルパー1級相当)」を取得してから、「介護福祉士」を目指すケースが多いです。初任者研修、実務者研修は、介護施設でヘルパーとして働くうえで必要となる重要な資格ですが、管理者としてキャリアアップを目指すのであれば、国家資格「介護福祉士」の取得を目標にすることをおすすめします。
また、「介護福祉士」の資格は、「ケアマネジャー」や「認定介護福祉士」といった上位資格の受験資格として活用できます。
<介護福祉士からのステップアップ例>
ケアマネジャー:介護福祉士の取得後、実務経験を5年積むとケアマネジャーの受験資格が得られます。
認定介護福祉士:実務経験を7~8年+介護現場リーダー職を経験すると、認定介護福祉士の受験資格が得られます。
介護福祉士 になるには?
例年1月に行われる介護福祉士の国家試験は、受験するための取得条件が定められています。取得条件を満たすためには3つのルートがあり、それぞれ必要な資格や経験が異なります。
<ルート1>働きながら資格取得を目指せる実務経験ルート
「実務経験3年以上+実務者研修修了」で受験が可能です。
<ルート2>福祉系高校卒業ルート
2009年度以降に入学した福祉系高校で、受験に必要な科目・単位を取得して卒業していれば受験が可能です。
<ルート3>専門学校・短大・大学卒業ルート
介護福祉士養成施設と認定されている専門学校・短大・大学を卒業していれば受験が可能です。
国家試験は、10科目から150問が出題されるのに対し、与えらえる時間は240分です。科目の内容は多岐に渡るため、通信や通学の講座を利用して効率よく勉強に取り組むことをおすすめします。通学コースは6万円台から10万円台、通信コースは1万円台から4万円台が目安で、期間は受講する内容により選択できます。通学する時間がとれなかったり、子育て中だったりと、それぞれの事情や予算に合わせて講座を組み合わせることが可能です。
介護福祉士資格取得モデルケース
プロフィール・家族構成 | 42歳 シングル 子供15歳 |
---|---|
資格取得方法 | 通信講座 |
費用 | 28,000円 |
勉強時間・受講期間目安 | 約3ヶ月 |
資格取得までの流れ | 子どもが小学4年生の時に離婚。シングルマザーとして子どもを育てるには長く働けて収入が安定している仕事に就かなければと思い、実務者研修を取得。自宅から近くの特別養護施設で仕事をしています。 仕事にもだいぶ慣れ、これからはますます子どもの教育費がかかることも考え、介護福祉士の資格取得を目指しました。 家事に子育て、そして仕事をしながら学校に通うのは無理なので、通信講座で学習を開始。 試験には一発合格!資格を取得したことで給与もアップして、さらにやりがいを持って仕事ができるようになりました。 |
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