難易度低めで取りやすい国家資格とは?簡単に取りたい主婦向けに解説!

主婦向けの難易度低めで取りやすい国家資格

社会復帰やいざという時のために国家資格を取りたい!

主婦やママ向けの国家資格をくわしく解説します

結婚出産後に専業主婦となり、今後の社会復帰やいざという時のために資格を取得したいけど、どんな資格にしたら良いかわからない方も多いかと思います。また、子育て中のママは勉強する時間も限られており、できるだけ簡単に価値があり仕事に直結できる資格を目指したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は難易度が比較的低く、再就職や生活にも役立つ国家資格をご紹介しますので参考にしてみてください!
この記事は、資格情報サイト運営会社で10年以上働くママ編集部が監修しています。

国家資格はどんな資格?

国家資格とは国の法律で規定されている資格で、知識や技術が一定の水準以上であることを国が認定するものです。法律に基づいて国や国から委託を受けた機関が実施しています。文部科学省のホームページにおいては、以下の通り定義されています。

国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。

文部科学省「国家資格の概要について」より引用
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/shiryo/07012608/003.htm

他にも民間団体や企業が独自の審査基準を設けて任意で認定する民間資格もありますが、国家資格との違いは「国が認めた資格であるか」というところになります。もちろん民間資格にも信用性の高く技術などを学べてそれを証明する資格はたくさんありますが、世の中の一般的な感覚でいうと「国家資格を持っている」という方が評価が高い傾向があるのではないでしょうか。

その他に民間団体や公益法人が実施し文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が後援している資格があります。以前は認定という形で公的資格と呼ばれていましたが廃止され、現在では文部科学省後援の資格(全商簿記実務検定や色彩検定)などと呼ばれることが多いです。

国家資格の種類と難易度

現在日本では200以上の国家資格が存在しています。その中でいくつかの種類がありますのでご紹介します。

業務独占資格

業務独占資格は、有資格者以外が携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格です。
国民の生命、健康、財産などを守ることにつながる業務について、国が一定の基準を定めています。
主な資格には、医師、看護師、薬剤師、弁護士、公認会計士があります。

私たちの命や生活に必要な仕事で、さらにこの資格を持っている人しかできないことから、希少価値も高く稼げる資格になります。
この業務独占資格を取得するのはなかなか難易度が高く主婦が社会復帰として目指すには覚悟が必要になります。しかし、世の中のニーズもあり長期的に安定した収入も得られるのでこういった業務独占資格を目指すのも一つの手です。実際に編集部の私の友人も、子育てしながら30代で学校に通い今は看護師として働いています。

名称独占資格

名称独占資格は、有資格者以外はその名称を用いて業務を行うことが認められていない資格です。
有資格者の提供する業務の質を担保するために、一定の水準以上の知識や技術をもつ方に資格を付与しています。
主な資格には、保育士、調理師、中小企業診断士、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士などがあります。業務独占資格ではないため、資格をもっていないとその業務ができないわけではありませんが、資格を持っていないのに名称を名乗ることは禁止されています。
求人サイトの条件などでも、応募資格にこれらの国家資格を持っていることが必須の求人もありますので、持っている方が就職の際に選択肢の幅は広がります。難易度もさまざまですが、業務独占資格よりは低くなっています。

設置義務資格

設置義務資格は、特定の事業を行う際に法律で設置が義務づけられている資格です。
危険を伴う業務などを的確に処理するために、一定の研修を受けた者などに対して資格を付与しています。
主な資格には、宅地建物取引士(宅建士)、ケアマネジャー(介護支援専門員)、衛生管理者などがあります。
特に宅地建物取引士(宅建士)は主婦資格ナビでも人気の資格ですが、不動産会社などでは5人に1人の割合で宅地建物取引士(宅建士)を設置しなければいけません。つまり、宅地建物取引士(宅建士)の資格取得をしていると、不動産業への就職で持っていない人よりも有利であるといえます。

難易度の低い簡単な国家資格の定義

ここまで国家資格の種類を解説してきましたが、国が認めている資格ということもあり難易度が高いものも多いです。
また、国家試験には実務経験や専門学校や大学などでの履修など受験するための条件が多く、「未経験からできるだけ時間や費用の負担少なく資格を取得して社会復帰したい」と考えている方にマッチしている資格は多くはありません。

その国家資格の中で難易度の低い資格という定義として、

・受験資格がない、または比較的受験できる範囲が広い
・合格率が比較的高め、または学校卒業と同時に取得できる
・学習内容が比較的理解しやすい

これらをできるだけ満たすもので、社会復帰はもちろん今後生活していく上で役に立つと考えられるものをおすすめ資格としてご紹介します。

[おすすめ国家資格1]ITパスポート

ITパスポート
ITパスポートとは、ITを利活用するすべての社会人が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。
情報セキュリティや情報モラルに関する知識、業務に必要なITに関する基礎知識、アルゴリズムやプログラミング言語の基礎理論、経営戦略や企業コンプライアンスまで幅広い出題内容になっています。ITパスポートの資格取得を通じて身につけた知識は、どんな企業で働く場合でも役立ちます。社員教育の手段にも使用されており、実際に令和3年度受験者の78%はIT企業ではない企業でした。他の国家資格の中では難易度も低く、主婦の方の社会復帰のためのスキル習得にもおすすめの資格です。

主婦からITパスポートの取得方法

ITパスポートの試験は全国47都道府県で随時実施しています。ITパスポートの公式Webサイトより開催している場所や日時を確認して、申し込みましょう。
また、受験資格はありませんので、どなたでも受験ができます。学習方法は、独学でも合格は目指せます。
編集部の私も以前取得したいと考えて参考書を買ったのですが、出題範囲が広く専門的な内容も多いので、IT初心者の方は計画的に学習しないと取得が難しいと感じました。自分で計画的に学習ができる方は独学でも良いと思いますが、ある程度強制的に学ぶ状況を作りたい方や質問や相談をしたい方、効率よく一発で資格取得を目指したい方は、スクールや通信講座の利用もおすすめです。

国家試験情報

受験資格 特になし
試験形式 ストラテジ系35問程、マネジメント系20問程、テクノロジ系45問程(いずれも四肢択一のCBT形式)計算問題あり
合格率 58.8%(2020年度)

合格率は例年50%前後で推移しており、国家資格の中では比較的難易度が低めです。出題内容にビジネス用語や経営に関する知識も含まれるため、合格者数や合格率の内訳を見ると、学生に対して社会人の方が有利な傾向があります。学生や主婦の方が受験する場合、ITの知識に加えてビジネス分野の知識も力を入れて取り組めば、合格の可能性を上げられるでしょう。合格を目指すために必要な勉強時間は、IT知識のない方で180時間前後、情報系の学校、またはIT系企業の勤務経験があるなどで基礎知識がある方だと100〜150時間ほどが目安です。

ITパスポートの資格取得を目指せる!おすすめスクール

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[おすすめ国家資格2]保育士

保育士
保育士は、乳幼児の保育やその保護者への保育指導を行う国家資格です。主な仕事は保育園などの保育施設で、0才〜6才までの就学前の乳幼児の保育を行います。保護者に代わり乳幼児への食事や睡眠、排せつ、清潔さ、衣類の着脱などの身の回りのお世話や、集団生活を通して社会性を養わせるなど子どもの健やかな成長をサポートしていきます。子どもの成長を日々感じられることから、子どもが好きな方にはとてもやりがいのある仕事であるといえます。
子育て中のママは今までの経験が活かせ、学んだ内容の自分自身の子育てにも活かせるので主婦の社会復帰におすすめの国家資格です。
就職先は一般的な保育園以外にも、認定子ども園や母子支援施設や障害のある児童の支援施設などの児童福祉施設、居宅訪問型保育やベビーシッター、企業運営の託児施設(例えば自動車学校の託児施設)などさまざまです。

主婦から保育士へのなり方

年2回ある保育士国家試験を受験して合格するか、通信制大学などで単位を取得し卒業と同時に資格を取得する方法があります。国家試験は大学を卒業していればどなたでも受験可能ですが、それ以外の方は受験資格が必要な場合がありますので、運営のホームページ(https://www.hoyokyo.or.jp/exam/qualify/)等で確認してください。最近では、男性タレントの方が通信制の短期大学で資格を取得されたようです。

国家試験情報

受験資格 大学卒業であればどなたでも受験可能 その他は条件あり
試験形式 筆記試験:9科目 実技試験:①音楽に関する技術 ②造形に関する技術 ③言語に関する技術 から2分野を選択
合格率 24.2%(2020年度)

法律系の国家資格である司法書士や行政書士などは例年3~5台%の合格率なので、それらの国家資格と比べると難易度は低くなっています。すごく簡単なわけではありませんが、通信講座や独学で合格された方もいらっしゃいます。
また、通信制大学で時間と費用をある程度かけて卒業と同時にとる方が簡単であるという見方もできます。
通信制大学では大学卒業資格も同時に目指せるというメリットもありますので、高卒から保育士を目指す方は通信制大学もぜひ検討してみてください。

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[おすすめ国家資格3]FP技能士

FP(ファイナンシャルプランナー)
FP技能士のFPとは、ファイナンシャル・プランナーの略です。FP技能士を端的に表すなら、お金のエキスパートを証明する資格。お金に関係することを6つの分野に分けて学び、相談者の人生や夢を経済的な見方で実現するべく資金計画を提案します。FP技能士は、就職面では銀行、証券、保険などの金融関係や、不動産業などでその知識を活かすことができるので、再就職などの際も採用で有利になるケースもあります。
難易度はやさしい順から3級・2級・1級があり、日本FP協会と金融財政事情研究会の2団体が資格試験を実施しています。いずれも一度合格すれば資格に有効期限はなく、更新も必要ありません。
相談者の人生や夢を経済的な見方で実現するFP技能士は、キャリアに役立つだけでなく、実生活に役立つお金の知識を身に付けられる点でも実用的な国家資格です。

主婦からFP技能士の取得方法

3つの級の中で、3級FP技能士は誰でも受けられますが、ファイナンシャル・プランニングの実務能力があると認められるのは、2級以上。そのため、まずは2級FP技能士を目指すのが一般的です。
2級FP技能士の受検資格には、2年以上のFP実務経験があるか、AFP認定研修の受講・修了が条件に含まれます。
AFP認定研修を受講・修了すれば、実務経験がなくてもFP技能士を受検できるため、主婦の方が最短で2級FP技能士を取得したい場合は、研修の受講をおすすめします。
なお、FP技能士で学ぶ分野は多岐にわたるうえ法改正は頻繁です。金融業界や不動産業界で働いていた場合でも、法改正があることを念頭において学習にのぞみましょう。

国家試験情報

受験資格 3級:どなたでも受検可能
2級:日本FP協会認定のAFP認定研修修了者、3級FP技能検定または金融渉外技能審査3級(旧審査試験)合格者、またはFP業務に関して2年以上の実務経験がある方
試験形式 筆記試験:60問(マークシート式) 実技試験:40問(記述式)
合格率 3級:例年70%前後
2級:(学科)例年40〜50%前後、(実技)例年50〜60%前後

3級FP技能士の場合、受検資格の設定はなく合格率は70%と、国家資格の中でも高い合格率です。2級でも半数程度の方が合格しているうえ、2級FP技能士では民間資格のAFPも同時に取得できます。3級から挑戦してもよいですが、実務能力として評価される点でも、最初から2級FP技能士取得を目指す方が効率的です。
また、主婦にとって身近なお金のことを取り扱っているため、経験から解ける問題も少なくありません。実体験に沿って疑問を解消するように勉強できるので、主婦ならではの強みを活かせます。

FP技能士の資格取得を目指せる!おすすめスクール

▼資格スクール大栄(通信/通学・全国)
通学+オンラインのハイブリットレッスンも可能
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[おすすめ国家資格4]ウェブデザイン技能検定

WEBデザイナー
Webサイト制作に欠かせない、デザインの知識や技能、実務能力等を検定するのがウェブデザイン技能検定です。
Webに関連する国際標準規格などに基づいた能力を認定されることや、Webサイトのデザインを手掛ける企業からの認知度や信頼度が高いこともおすすめの理由です。
ウェブデザイン技能検定は、Web業界では唯一の国家資格。資格取得のために学んだことを実務にそのまま活かせるので、Web業界へ就職を希望する方はぜひ取得しておきたい資格です。なお、未経験でもウェブデザイン技能検定を取得しておくと、就職の際履歴書の資格欄に記入でき、有利に働きます。
1級から3級まで共通で、学科試験と実技試験の両方がおこなわれます。

主婦からウェブデザイン技能検定の取得方法

ウェブデザイン技能検定の等級は3級が最も難易度が低く、2級、1級になるにつれて出題範囲も広がり、難易度が上がります。
就職で実務能力があると認められるのは、おおむね2級以上ですが、まずは難易度も易しく、誰でも受検できる3級から取得を目指しましょう。
独学でも要点を押さえて勉強すれば合格はそう難しくありません。ただし、独学は勉強の効率が下がることもあるので、通信講座やスクールを利用すると、より効率よく勉強が進められるでしょう。
3級は門戸が広く、合格率も例年60〜70%を推移しているため、国家資格のなかでも比較的取りやすい部類に入ります。そのうえWeb業界で唯一の国家資格なので、Web業界への就職を考える場合は、ほかの資格より優先度が高いです。未経験でも試験勉強をしっかりすれば、決して取得が難しい資格ではありません。

国家試験情報

受験資格 3級:どなたでも受検可能
2級:ウェブデザイン技能検定3級取得者、2年以上の実務経験がある方、協会が認めたWeb作成・運営に関する科目を含む学校卒業者・職業訓練修了者
試験形式 3級:学科試験(45分)、実技試験(60分) 
2級:学科試験(60分)、実技試験(120分)
合格率 3級:60〜70%程度
2級:30〜40%程度

ウェブデザイン技能検定をおすすめする理由は、就職に有利なだけではありません。リモートワークにも向いていて、自宅で作業がしやすいので、家事と仕事を両立させたい場合にも働き方の点で選びやすい傾向にあります。将来にわたって需要も見込めるWebデザインなら、先々の仕事選びに困ることも少ないでしょう。

Webデザイナーを目指せる!おすすめスクール

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最短2ヶ月でWebサイトの制作スキルを習得!
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▼デジハリ・オンラインスクール(通信)
現役のトップクリエイターがプロデュースした「就職・転職・フリーランスにも強い」実践的なカリキュラム
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▼パソコンスクール アビバ(通学・全国)
Webデザインはもちろんプログラミング系講座も充実
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[おすすめ国家資格5]宅建士(宅地建物取引士)

宅建士(宅地建物取引士)
不動産取引の専門家が宅建士、正確には宅地建物取引士という国家資格です。
就職先は主に宅地建物等取引業者、つまり不動産会社になります。不動産会社の業務は土地や建物の売買や賃貸住宅の管理やあっせんが中心。不動産取引は金額が大きい反面、取引をおこなうお客様は不動産の専門知識や売買経験がほとんどありません。こうした方が不当な契約をして不利益を被らないように、お客様が知っておくべき事柄(重要事項)を説明するのが宅建士の仕事です。
なお、重要事項の説明は、宅建士の有資格者にしかおこなえません。この契約締結前の重要事項説明、重要事項説明書への記名押印、契約内容を記した書面のへの記名押印の3つは、宅建士の独占業務として法律で定められています。

主婦から宅建士の取得方法

宅建士は、専門性の高さの点で就職先からの需要が高い国家資格。宅建業を営むにあたり、必須な実務知識の証明となるので、宅建業者への就職でとても有力です。
専門知識が多いといっても、宅建士の難易度は決して高くありません。また、受験資格が一切ないため、誰にでも資格取得のチャンスがあることもおすすめの理由です。
宅建士の資格取得に必要な勉強時間はおおむね300時間程度とされます。まとまった時間を確保して真面目に勉強できるのであれば、独学でも問題ありません。ただし、宅建試験の実施は年に1回ですから、育休中の方や復職までに時間をかけたくない方は通信講座やスクールを利用するとよいでしょう。

国家試験情報

受験資格 日本国内に居住されている方であれば誰でも受験可能
試験形式 筆記試験(50問の四肢択一式)
合格率 おおむね15〜17%

宅建士の取得は、特別難易度が高くないとはいえ、すごく簡単ではありません。国家資格のなかでは比較的取得しやすいですが、法律に関係する内容が中心。引っかけ問題も多く、しっかり勉強していなければ理解できないことも多くあります。そうした理由からも、宅建士はご自身に合った勉強方法でコツコツと進められる方におすすめの資格です。
就職後を考えると、不動産に関わる仕事は事務作業や電話対応、来客対応などの業務が多く、どちらかというと女性向きといえる業務。宅建士の資格に加え、細やかな対応力や書類作成能力とあわせてアピールできれば就職の可能性は広がります。

宅建士の資格取得を目指せる!おすすめスクール

▼資格スクール大栄(通信/通学・全国)
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[おすすめ国家資格6]キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは、コンサルティングを通じて働く方のキャリア形成をサポートする専門資格です。クライエントの職業選択や職業能力の開発、向上に関する相談に応じ、職業生活設計をおこなうのが主な業務となります。
以前から民間資格としてありましたが、時代の流れによって重要性が増したことを鑑み、2016年に国家資格となりました。以降、国家資格を持つ方に限りキャリアコンサルタントを名乗ることができる独占名称になっています。国家資格取得後も、適切な業務遂行のために5年ごとに更新をおこない、最新の知識や技能の習得が必要です。
キャリアコンサルタントの活躍の場は企業内にとどまらず、行政機関や大学、人材会社など多岐にわたります。

主婦からキャリアコンサルタントの取得方法

主婦がキャリアコンサルタントを受験する場合、国から認定を受けた講習の受講・修了が必須です。実務経験を積んでいなくでも、通学講座や通信講座で受講が可能なので、受験資格を得ることができます。
学科試験の勉強は、キャリアコンサルタント養成講習のカリキュラムに沿っておこない、おおむね100〜200時間が目安とされます。なお、キャリアコンサルタントの資格試験をおこなう日本キャリア開発協会とキャリアコンサルティング協議会には直近3回の過去問題が掲載されているので、試験問題の傾向や頻出問題の把握に役立てられるでしょう。
キャリアコンサルタントは独学でも取得可能なレベルとされていますが、実技試験では対策が難しい場合も。実技試験に不安がある方は、スクールの利用も視野に入れるとよいでしょう。
なかでも通信制のスクールなら、自宅で勉強でき費用も比較的抑えられるのでおすすめです。

国家試験情報

受験資格 厚生労働省が認定する講習の過程を修了した方、3年以上の実務経験を有する方、技能検定キャリアコンサルティング職種の学科または実技試験合格者 のいずれかを満たしている方
試験形式 学科試験:マークシートの四肢択一式筆記試験 実技試験:実際のキャリアコンサルティング場面を想定したロールプレイ(15分)、ご自身のキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答える口頭試問(5分)
合格率 学科試験:80%前後
実技試験:50〜65%前後
学科・実技両方:60%前後

さまざまな国家資格の合格率は10%以下が少なくありません。この点から、キャリアコンサルタントの資格取得は決して困難ではないことがわかるでしょう。
キャリアコンサルタントでは学科と実技の双方への合格が求められますが、受験した年のいずれかに合格していれば、次回の試験では免除になります。

キャリアコンサルタントの資格取得を目指せる!おすすめスクール

▼リカレント/LIVE通信(通信)
全課程通学のリカレントから誕生したハイブリッド授業™システム
スクールホームページへ

▼ヒューマンアカデミー/通学(通学・全国)
全課程通学のリカレントから誕生したハイブリッド授業™システム
スクールホームページへ

キャリアコンサルタントについてさらに詳しく>>

いかがでしたでしょうか。
価値のある国家資格を取得を目指すことで、一生もののスキルを手に入れましょう。
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