ママの再就職に人気の国家資格!宅建士
合格&就職にも成功したママに、取得前から現在について教えてもらいました!
受験資格のない国家資格で女性にも人気の宅建士(宅地建物取引士)。今回は、不動産業未経験から宅建士に合格&就職されたママに、学んだ方法から実際に就職して感じた仕事の魅力までくわしく教えていただきました。
みらいママさん
勤めていた会社からの転職を考え始めたことをきっかけに、2022年にFP2級・宅建士・賃貸不動産経営管理士等を取得。同年末に不動産業界へ転職し、未経験から売買営業に就業。
現在、子育て(小学生1人)と仕事の両立に奮闘中。Instagramでは主に資格勉強・仕事についての日常投稿に加え、宅建士を目指される方へのエールとして勉強方法などを投稿されています。
宅建士(宅地建物取引士)取得を目指したきっかけはなんですか?
前職は不動産業とは全く縁の無い環境で、営業事務をしていました。子供も小学生にあがり、自分自身の今後のキャリアについて考え始め、以前より憧れのあった不動産業の求人を検索するように。
全くの未経験でも宅建士を取得すれば、この業界に挑戦できるチャンスがあるかもしれない!そう思い宅建士を目指しました。
学び方や学んだ期間について教えてください。
10月の宅建士の試験に向けて、まずは2月から独学で勉強をスタートさせました。しかし、昼間は仕事、帰宅後は家事や子育てに追われる日々の中で、当時の勉強量が満足なものなのか少し不安に思っていました。
そこで、『今年何が何でも合格したい!』という思いで退職を決心し、6月から国や自治体が主体となって運営している職業訓練校の宅建士・賃貸不動産経営管理士取得コースを受講しました。約5ヶ月間の受講を無料で受けることができ(通学形式で週4〜5日)、通学中は再就職の相談に乗ってもらえたりとサポートも受けられました。
学んだ期間実際に学んでみて感じたこと、効果的だったことを教えてください。
宅建士は、受験者数が20万人超えということで認知度は高い資格である一方、合格率は15〜17%としっかりと勉強をしないと受かる資格ではないというのが実際のところです。私はなるべく勉強しない日を作らないように心掛けていました。
また、宅建士の資格は法律を学ぶ入口とも言われており、民法等の法律を勉強する必要があります。苦手意識を持つ方も多い分野ですが、私は裁判所に足を運び実際の裁判傍聴をいくつか行ってみることで法律を身近なものとして捉え、考えることができるようになりました。変化球な方法かもしれませんが考え方を身につける上では非常に効果的であったと感じています。
就職活動はいつからどのように進めましたか?
就職活動は宅建士試験終了後より開始しました。
狙い目は同じ受験生の動きがまだ少ない合格発表までの約1ヶ月だと考え(合格発表後は求人も増えますがライバルも増えます)、自身の試験の結果(点数)を履歴書にて公開し、合格の可能性があることをアピールしました。
これにより、
・だれよりも不動産業界への就職の意思が強いこと
・行動力、計画性があること
を示せたのではないかと思います。
就活はおよそ1ヶ月半(一次面接〜最終面接まで)行い、2社の内定を頂きました。
今はどのようなお仕事をされていますか?
現在、総合不動産会社で土地や一棟収益物件(賃貸マンションやオフィスビル、丸ごと一棟の取引です。)の売買営業員を行なっています。
売買仲介も行いますが、開発(自社でビル等を建設するデベロッパーのようなこと)もしていますので、建物の構造や仕組みをこれから勉強していきたいと思っています。
実際に働いてみて思うのは、思ったよりも地味な作業が多いことです(笑)。億単位の金額が動くので華やかな世界のように見えますが、書類作りや物件の地道な調査等が実際にはとても重要で多くの時間を占めます。その中でやはり都市計画等を学ぶ宅建士勉強の『法令上の制限』の分野は知識がさまざまな場面で必須となってくるので、もっと実務を意識して学んでおけば良かったと今感じています。
今の仕事をして良かったと感じたエピソードを教えてください。また、どんな人に向いていると感じますか?
まだ駆け出しですが、お預かりした物件を上司のアドバイスも頂きながら無事に取引完了させることができた時は、ホッと胸を撫で下ろしたと共にすごく達成感がありました。依頼主の方からの直接の『ありがとう』というお声も嬉しかったですね。
また、人との繋がりがとても大切な業界だと感じており、人当たりの良い方・はっきりと意見を言える方はこの業界に向いているのではないかとまざまな立場の方とお話しする上で感じています。
今後の目標を教えてください!
目標は、不動産の『プロ』になることです。 安心して大切な不動産をお任せ頂けることは大前提に、この人だから任せたい!そんな風に思ってもらえる宅建士になることを目指します。
また、自分が取引した建物、建築した建物が街の一風景を作っていく…それが私の夢でもあります。
それと同時に子供にはそんな夢を追いかける母の背中を見てもらえたら嬉しいなと思っています。仕事に邁進する一方で、家庭との両立も今の私の課題です。効率よく仕事をし、娘と過ごす時間をいかに確保するか、それが私の仕事のモチベーションにもなっています。
未経験の主婦やママから宅建士を目指そうと考えてる方へメッセージをお願いします。
不動産業界、特に売買営業は圧倒的に女性が少ないです。だからこそ、活躍できる場面・求められている役割がまだまだ沢山あるのではないかと考えています。未経験でも子供のいるママでも、一からキャリアを積みたいと考えている方にはこの業界はブルーオーシャンです。
また、不動産業界は体質が古い傾向がある側面、人材不足も深刻で働き方改革が進んでいます。ママにとっても働きやすい環境が徐々に整っていっている印象です。同じ宅建士ママの仲間が増えるととても嬉しいです!
編集部ハヤシより
みらいママさんありがとうございました!
宅建士の勉強で、法律の部分が苦手…。というのはよく耳にしますが、みらいママさんの「裁判所に足を運び実際の裁判傍聴をする」というのは参考になりますね!
また、不動産業界ではまだまだママが活躍できる場面や求められている役割がありそうですね。ぜひ興味がある方は一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
みらいママさんが受講された職業訓練はいくつか条件がありますが、無料で受講できサポートもあるということで対象の方は利用するのも一つの手だと思います。
教育訓練給付金という受講料の一部が戻る制度もありますので、転職や社会復帰を考える方はぜひ検討してみてください。
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