アパレル・飲食業から30代で未経験の不動産業界へ転職!宅建士ママインタビュー

アパレル・飲食業から不動産業界へ!資格を転職活動や仕事で活かすママインタビュー

出産を機にキャリアチェンジ!

独学で宅建士合格。SNSで勉強仲間ができました!

受験資格のない国家資格で女性にも人気の宅建士(宅地建物取引士)。今回は、不動産業未経験から複数の資格を取得して不動産業界で活躍しているママに、学んだ方法から実際に就職して感じた仕事の魅力までくわしく教えていただきました。

白澤幸さん今回インタビューにご協力いただいたのは
白澤 幸さん(41)

20代でアパレル・飲食業を経験。出産後、33歳で子育てとの両立を考え事務職へ転職し、簿記資格も取得。
36歳で不動産売買の会社の事務職に転職し、FP(ファイナンシャルプランナー)や宅建士など複数の資格を取得。
39歳で現在働いている不動産売買の会社に正社員として転職し、不動産営業として活躍中。

8歳の女の子のママでシングルマザー。

Instagram:https://www.instagram.com/shirayuki0513/

宅建士(宅地建物取引士)取得を目指したきっかけはなんですか?

アパレル・飲食で長く働いていましたが、その当時は子供がまだ小さかったので派遣社員として事務系の仕事をしていました。娘が公立の保育園に入れたこととキャリアアップ等を考えたことで、正社員として働きたいと思い、転職活動をして不動産売買の会社に転職しました。
不動産の仕事は必要な知識が多岐に渡り、新しく覚えることも沢山ありとても楽しく仕事ができていたため、国家資格である宅建士にも興味を持ちました。会社内でも「ぜひ挑戦してみなよ!」という声もいただいたこともあり、宅建士の資格を取ろうと決めました。

学び方や学んだ期間について教えてください。

時間的にも金銭的にも通学講座の受講は諦めていたので、ネットで効率のいい独学の勉強方法やどんなテキストを買ったらいいかを沢山調べました。
途中からTwitterで宅建士の資格取得に向けて日々やった勉強や近況を投稿している方が沢山いることを知り、Twitterの中で一緒に宅建士取得を目指す仲間ができとても心強かったです。

10月の試験に向けて7月以前にテキストは買っていたものの、ほとんど手付かずで、本格的に学んだのは約3ヶ月で150時間程です。
ただ、私の場合はそれ以前約1年間不動産の会社に勤務していたため、多少知識のある状態での勉強スタートでした。

勉強は、子どもを寝かしつけ後の30分〜1時間にやることが多かったです。当時は子どもが小さかったので1日2時間ほどお昼寝タイムがあり、休日も勉強時間はしっかり取れました。勉強方法を振り返ってみると、やはり過去問を繰り返し解くのが1番だと思いました。

不動産業界への就職活動はどのように進めましたか?

不動産会社で事務の仕事をしていた頃
事務系の中でも営業事務のような動きのある事務の仕事がいいなと思い見つけたのが、不動産仲介の事務の仕事でした。
以前正社員を目指した際に簿記の資格を取得していたため、必要なことはどんどん学ぶ姿勢であるということをアピールしました。

また、39歳の時に現在働いている不動産会社に転職した時は、新規オープンの店舗で専任宅建士が必要だったこともあり、宅建士の資格を取得していたことは非常に有効だったと思います。面接では、不動産事務の経験と宅建士の資格保有者であることをアピールしました。

実際に就職されて、今はどのようなお仕事をされていますか?

不動産事務をしながら宅建士を取得した後、今勤務する不動産会社に転職し、主に売却物件の仕入れ営業をしています。
事務を経験していたので、お預かり物件をどう掲載したらお問合せに繋がるか?など事務の経験も役立っています。
また、お客様に名刺を出した際に「宅建士持ってるんだね!」と言ってくださることがたびたびあります。不動産の基本的な知識はしっかり持っているとすぐに理解していただけるので、その後のお話もきちんと聞いてくださることが多いように感じます。

今の仕事をして良かったと感じたエピソードや魅力を教えてください。また、どんな方に向いている仕事だと思いますか?

宅建士の仕事
相続や転勤などで不動産を売却しなければならない場合、どこでどのようになどしっかりと知識を持っている方は多くないので、その説明をするだけでも不安がなくなったと喜んでいただけます。
きちんと不動産売却が完了した際は、本当に感謝されることが多く嬉しいです。

不動産営業の仕事は、お客様にとって何がベストか寄り添って考えてあげられる方、人の話を聞くのが好きな方に向いていると思います。

宅建士以外の資格で役立った資格はありますか?

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格は、保険に関することでなく、不動産や税金などについても広く学ぶことができたのでおすすめです。

今未経験の主婦やママから宅建士を目指そうと考えてる方へメッセージをお願いします。

不動産営業と聞くとノルマがあるのではないか?や子育てと両立できるのか?など不安なこともあると思いますが、事務から営業を目指すのもいいと思いますし、宅建士を生かした契約事務などの仕事もあります。
お客様に本当に感謝される素敵な仕事だと思うので、ぜひ挑戦してほしいです!

今後の目標を教えてください!

不動産売買に携わっていると税金や相続、土地関係の知識が不可欠だと感じています。
資格があることでお客様に安心感を持っていただくこともできるので、ぜひこの辺の分野で更に資格取得を目指していきたいと思います。

編集部ハヤシより

白澤さんありがとうございました!
簿記、FP(ファイナンシャルプランナー)、宅建士などの資格や、勉強で身につけた知識やスキルを就職活動や仕事に活かされていてすばらしいです。
不動産事務から初めて営業を目指すという道があることも知り、大変勉強になりました!

不動産業界に興味がある方は、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

資格取得には、教育訓練給付金という受講料の一部が戻る制度もありますので、転職や社会復帰を考える方はぜひ検討してみてください。

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